刺青、彫り物、和彫りの歴史。

刺青

江戸時代は終わり、明治時代に入ると刺青は法律で禁止される!

外国の人が日本に来て全身に刺青を入れふんどし姿で歩いているの人が多いことに外国人が驚き旅行記に書き残しました。

 

それほどまでに日本は刺青が浸透していました。

 

明治5年、1872年、彫師が刺青を彫ることと客にも法律で規制しました。

 

これにより、ハジチ、アイヌの刺青、彫り物も入れる人は減少していきます。

 

それに、これから日本を近代化させたいのに、ふんどし姿で歩いてるのはおかしいと言うことになります。

 

海外から来た人に「日本は文明が遅れている」と思われてしまうため、政府は「裸禁止」にしました。

 

服を着るのが当たり前になると、肌の露出はすくなります。

 

 

そこで、刺青は隠し、みせないのがカッコいいという考えが生まれたのだと思います。

 

 

ダ・ヴィンチが大好きな映画に高倉健主演の「昭和残侠伝」という映画があります。

レンタルビデオ屋に行けば借りられます。

 

 

昭和残侠伝では最後の命をかけて戦いに行く時しか刺青を出しません。

 

これがとても格好いいのです。

 

 

個人的には、とても好きな世界観です。

 

 

法で規制されてることもあり、刺青はヤクザの人が入れるものになっていきます。

 

 

刺青を入れる事により、もう一般人に戻ることはできない、そんなアウトローな人達の物になっていきます。

 

これにより、刺青は怖い人というイメージが完全に定着して現在までいたるのだと思います。

 

刺青が再び解禁されるのは昭和23年、1948年終戦後です。

 

刺青はまた誰でも入れる事ができるようになりました。

 

 

平成に入り若者達がファッションとして入れる事も多くなりました。

 

 

でも日本は外国に比べると刺青は悪い人が入れるものというイメージが強く残っています。

 

 

それに、刺青は自由に入れてよくても、彫師の人達の法律的な扱いがまだまだあやふやな問題も日本にはあります。

 

 

一方で日本の刺青の文化は独自なデザインと美しい繊細があるため海外のタトゥーが好きな人が日本まで彫りに来るほど人気があります。

 

 

浅草なんて歩いているとよく、和彫りの刺青を入れている外国人の人を目撃します。

 

 

自分も刺青入ってますが、もし外国のようにタトゥーを入れるのが当たり前なら逆に刺青は入れなかったかもしれません。笑

 

 

みんなと違う事をしたい僕にとっては刺青とは好都合であり、とても魅力的な存在なのです。

 

 

だから自分は人に「刺青入れなよ。」などとおすすめすることはしません。

 

 

ですが彫り物(刺青)は江戸時代より続く伝統文化だと思うのでもう少し良いように理解されても良いのではないかと思っています。

 

以上。。

 

 

 

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